

雄大な自然と澄んだ空気が心地よい、北茨城 奥久慈エリア。
10年後に、透明度が高く、艶やかな光沢を持つ上質な奥久慈漆が たくさん採れますように…。そんな想いを込めて植樹しました。
奥久慈の山々が赤や黄に色づき、秋の風情が漂う11月下旬、「漆の森プロジェクト」の植樹会を開催しました。
「漆の森プロジェクト」は、高品質な漆の生産で全国的に評価されている茨城県奥久慈に漆の森を育て、日本の漆文化を支援する事業。奥久慈漆生産組合と協働し、ウルシノキを植え、漆の樹液が採れるようになるまでの約10年間、漆の森を育てます。みなさまから多大なご支援を賜り、プロジェクトを実施できる運びとなりました。
朝まで降り続いた雨が止み、しっとりした空気に包まれた植樹会当日、奥久慈漆生産組合の神長組合長が事前に整備してくださっていた、約1000㎡の畑で、まずは苗木の植え方を教わります。 苗木を植えるための穴を掘り、苗木を垂直に置いて、掘った土をかけ苗木の周囲を踏み固める。苗木は、漆の分根法の第一人者である神長さんが、成長が早く漆の採取量も多い、とびきり優良なウルシノキを選抜し、その根から作ってくださったクローンの苗木です。


以前は測量技師でもあった神長さん。木々をきっちり等間隔に植えるのはもちろんのこと、畑の前後左右・斜め、どこから見ても木々が見事に真っ直ぐ並ぶ、美しい森を作ることにこだわりがあります。2〜3人で一組になり、神長さんや組合の方々に指導を受けながら、一本一本、大事に丁寧に植えました。
植樹の後は、楽しいお食事。地元のみなさまが、奥久慈で育った野菜や自然薯、蒟蒻などを贅沢に使った料理をふるまってくださいました。格別の秋の美味に親睦も深まり…。


最後にもう一度、ウルシノキが無事に育つよう祈りを込め、植樹したばかりの土の香りが漂う畑を後にしました。
撮影=柳原美咲
漆の森プロジェクト 植樹会
【日程】2019年11月23日(土)
【植樹場所】茨城県奥久慈
【植樹面積】約1,000㎡
【植樹本数】60本